|
||||
車いすフェンシングは「ピスト」という装置に競技者の腕の長さに応じて車いすを固定し、上半身のみで競技を行う。1960年の第一回ローマパラリンピックからの正式競技種目。ヨーロッパで特に盛んな障害者スポーツの一つ。 ユニフォーム、剣、マスクなどは普通のフェンシングで使用する装具と同じ。 各種目: フルーレ (メタルジャケットを着た胴体のみの突き、男女種目)、 エペ (上半身の突き、男女種目)、 サーベル (上半身の突き、斬る、男子のみ)のルールも基本的には同じ。 座ったままで競技し、フットワークがないだけ、剣さばきの技術とスピードが重要なポイントになる。精神を集中して剣を握る競技者は数分で体中汗びっしょりになるほどの激しいスポーツである。 日本では1994年、京都市身体障害者スポーツセンターでスタートしたグループを基として、1998年に日本車いすフェンシング協会が設立された。それ以降、ヨーロッパ各国で行われた3回の世界選手権や1999年、1月タイのバンコックで開かれたフェスピック(極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会)などの海外遠征で腕を磨いている。 「海外遠征でハイレベルの技術を目の当たりにして多くのことを学んできました。各国のフェンサーとも仲良くなりました。言葉を越えた交流が続いています。国内で、もっと多くの障害者がこのスポーツに触れることができて、その先には海外がある、という目標を持って練習していきたいです。」 「この競技は健常者も車いすに座れば同じ条件で試合ができます。障害者、健常者という区別なく、今後、より多くの人が楽しめるスポーツとしても育てていきたいです。」日本での車いすフェンシングをゼロからスタートさせた小松真一監督は今後の抱負をこう語る。 定期的な練習は現在京都のみで行っている。高知県在住の久川豊昌選手がシドニーパラリンピックに日本選手として、1964年の東京パラリンピック以来、36年ぶりに出場する。 |
||