パラリンピック便り日本車いすフェンシング協会事務局長 原田かの子 |
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パラリンピック便り(10/29)
聖火がもうすぐ消えていきます。12日間のパラリンピックが終わります。閉会式はホテルのテレビで見ています。「長かった」「早かった」。いろんな想いが交錯します。閉会式まで無事たどりついた・・この感想が一番当たっているかもしれません。
最終日はマラソンの日。私たちが滞在しているホテルの前の道は折り返し点に向かうルートですから、選手を2回見ることができます。往路は登り坂を必死であがってくる選手を見て、復路は場所を変えて90度のカーブのところでカメラを構えました。デジカメではうまく動きが捕らえられないので、残念ながら「速報写真」はありません。(腕が今一つですもので・・)
そのあと、大急ぎで選手村へ。先日の車いすフェンシングの会議が時間切れとなったので、今後の方針を決定する大事なミーティングが急遽開催となりました。選手村に「住んでいない」のは私だけ。最終日はメディアへの一日許可書は発行しない、とデイパスセンターに張り紙がありました。オーストラリアのコーチが私をデイパスセンターまで迎えに来て、「大事な会議で、前回も彼女は参加している。日本代表でどうしても出席しないといけない」とがんばってくれました。そこのチーフの女性が「OK,
I am going to break a rule.」(いいわ、規則を破りましょ。)と言って、デイパスを発行してくれました。このあたりの融通の効かせ方が何ともありがたいのです。
ミーティングに出席することで、各国の代表といっそう親しくなれます。日本から世界大会にでかける機会が少ないのですから、こんな会合は貴重です。マラソン応援で出かけていた小松監督の代理として、各国の仲間と情報交換してきました。
外部から選手村に入るには、とても厳しいルールがあります。デイパスをもらうのにパスポートを提出という具合です。当然のことですが、なかなか大変です。選手村のカフェテリア、バス停などを写してきました。選手村の風景をお届けします。
今日でパラリンピック便りも終了します。ご愛読(?)ありがとうございました。「速報」としてお届けしましたので、とにかく思いつくままの記事となりました。いずれこの貴重な経験をちゃんとまとめたいと思います。フェンシング競技の詳細な結果は11月4日に日本に戻ってから・・となります。それまでどこに・・?? はい、ちょっと逃亡します。
このHPの更新を手早く対応してくださった、京都の綾部任さんにこころからのお礼を申します。HP立ち上げも含め、一から協力してくださっています。ほぼ毎日、新しい情報がお届けできたのも、綾部さんのお陰です。
愛用していた、万歩計が「疲れ果てて」こわれました(うそです、本当は落としたのです)。平均一日に15000歩は歩き回った私のシドニーでの日々が終わります。みなさまお元気で。
原田かの子 |

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応援部隊第2号、大西佳織です。シドニーに降り立ってはや17日、到着日の激寒から紫外線が目と肌に刺さるようなかんかん照りの日まで、いろいろありながらやっと明日、この地を離れます・・・本当に、あっという間(?!)の2週間半でした。
フェンシングをはじめ、様々な競技の世界一の試合を一気にみることができ、毎日興奮の連続でした。観客の多さや警備の厳重さをとってみても、本当に世界一の祭典に今遭遇しているのだ・・・ということに、毎晩ベッドの中で改めて感動していました。
日本で応援して、サポートしていただいた皆様、本当にありがとうございました。サポート隊員としてうまく働けた・・・とはいいきれませんが、皆様の思いは精一杯背負って声を張り上げて応援しました。みなさんのお陰で、一番いい場所で応援できたこと、本当に本当に感謝しています。大学生活の最後の思い出として、一生忘れられない経験ができました。ここで感じたこと、学んだこと、これらを次につなげていきたいと思っています。ありがとうございました。
大西佳織 |
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パラリンピック便り(10/27)
連日会場はお祭り騒ぎ。多くの人出で通路が一方通行になるほど。車いすで移動するには、人の壁の中を進んで行くような状態。
今日はシッティング・バレー、ラグビー、そして女子バスケットを観戦しました。競技の持ち味が違い、おもしろさも様々です。初めて見るラグビーは大きなガードがついた車いすをぶつけ合っての対戦です。途中で、タイヤのチューブがはずれて交換することも頻繁にあり、その激しさが伺えます。車いすが重いので、バスケットほどスピードはありませんが、重量感あふれる競技をたんのうしました。
日本女子バスケットボールが銅メダルを獲得したことは、もうみなさんご存じでしょう。オランダ相手の試合は、スピードあり、ゴールもよく決まり、ほぼ一方的と言える試合展開でした。体型では小ぶりな日本選手が、臆することなくコート上を動き回っている姿を見るのは爽快でした。試合が終わった時、記者席の隣の人が「日本、おめでとう」と声をかけてくれました。こういう時にはなぜか「日本人」を感じて嬉しくなるのですよね。
今日は監督のお誕生日。日本選手団からも誕生日カードが届いたようです。シドニーパラリンピック期間中のお誕生日、記念すべき日です。 |
 
 
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パラリンピック便り(10/25)
24日にエペの団体戦が終了。今日、25日は国際車いすフェンシング協会の総会でした。18カ国が勢揃いする機会は他にはほとんどありません。多くの議題を消化するのに、延々5時間近くも会議が続きました。試合本番に会場を歩き回るのも大変ですが、じっと座っているのも「しんどい」ものでした。
議長がスペイン語で話し、それを英語に通訳し、フランス語や英語が混じり合う、何とも国際色豊かな、と同時に通訳するだけで時間が余分にかかってしまう会議です。英語が国際語だと認識されてはいても、会議の場で自分の意見を英語で話すのは、英語圏以外のメンバーにはなかなか大変なのが現実です。国際競技団体の中で日本チームが思うことを主張していくには、まず英語力を鍛えることも大切なようです。
さて、オリンピックパークは連日子供たちの「遠足」の大群で埋まっています。会期中、30万人以上の入場者が見込まれるという話を聞きました。(数字に弱い私です。時々桁を間違えたりするのです。もし違っていたら、ごめんなさい。)障害者スポーツを目の当たりにした子供たちはどんな感想を持つのでしょうか?機会があれば聞いてみたいものです。
メインスタジアムの障害者用座席を写しておきました。広い中間通路の前にずらりと車いす用席が並んでいます。とても見晴らしのいい場所です。スロープを使っての出入りも簡単にできるように工夫されています。
今日の午後一人で街を歩いていた大西さん、偶然香港チームにばったり。それから一緒に観光を楽しんできました。メダルを次々に獲得した香港チーム、全てが終わってのんびりとした一日を過ごしたようです。
競技の終わった久川選手は今日の午後、オーストラリアの日本大使主催のお茶会で花束をもらったとのこと。選手村でのイベントですから、私たちは入れません。警備が非常に厳重で、デイパスを取るのも一日前までに申請することとなっています。どんな顔をして花束をもらったのか、そしてお礼の挨拶をしたのか・・残念ながら写真はありません。 |


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パラリンピック便り(10/23)
あと3点取っていれば・・・!!! 久川選手のエペ個人戦は予選突破できずに終わりました。フルーレの時は16人が予選を通過したのですが、今回のエペでは14人に絞られたのです。そして久川選手は15位。あと3ポイント余分に突いていれば決勝トーナメント進出だったのですが・・
「悔しい。」ただ一言、久川選手の感想です。確かに悔しいです。みんなが。でもこれが勝負の世界なのです。 今、この原稿を書いている(打っている)間にも、決勝トーナメントで「悔しい」という思いを感じている選手が続々出ているはずです。優勝する選手以外、全ての選手が「悔しい」と感じ、それを次の挑戦へのパワーに結びつけていくのでしょう。
世界選手権をはじめとして、この2年半に車いすフェンシングという「競技」をまのあたりに見てきた私です。勝負の世界の厳しさを実感しています。でもどの選手も挑戦することで、大きな何かをつかんでいくのでしょうね。サポートしている私たちですら、他では味わえない興奮、緊張、そして喜びがあるのですから。
小松監督、久川選手、ご苦労様。パラリンピックの大舞台をみんなで経験できたこと、感謝しています。 |


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パラリンピック便り(10/22)
20日にこちらに到着した谷さん。昨日、今日、大西さんと一緒に会場を回っていました。そこでの感想:「車いすに乗っていれば何でもこい!」。つまり車いすの人は会場に入ることも最優先。厳しいはずの荷物チェックもまずなし。間違えて出口から入ろうとしたら、「OK」で通してくれたとか・・それまで、あちこち不自由な思いをしながら動いていた大西さんにとって、「いったいこりゃ何だ!」というところです。でも車いすの人と一緒に動いていれば、同じ恩恵があるのですから、文句を言っているのではありません。
人気のある種目のチケットが売り切れ状態、と言われていますが、一般席に車いすは入れません。多分、車いすに乗っている限り、どの試合でも大丈夫だと思います。誰かの車いすを借りて動こうか・・なんていう冗談を言いたくなるほど、車いす対応がしっかりしています。
今日も午前中、久川選手はエペの練習でした。小松監督、練習中に急に首が痛くなって、ちょっとしんどそう・・でも選手村にはドクターや鍼灸の方がそろっています。ちゃんと治療してもらえば大丈夫!
さて、明日がエペ本番。全員早起きしてオリンピックパークに出かけます。 |
 

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パラリンピック便り(10/21)
シドニー滞在が一週間を越えました。今日は私にとって初めての「お休み」です。オリンピックパークには出かけない一日でした。 久川選手は小松監督と午前中、軽くエペの練習・・だったはずが、調子が出てきて1時間半、たっぷり練習したようです。
今日の試合はフルーレ団体。昨日の個人戦、クラスAで金メダル、クラスBでは金、銀のメダルを取った香港が予想通りの優勝でした。 今日の掲載写真はありません。シドニーの街を歩いたのですが、デジカメを持っていくのを忘れました。気持ちの方ゆるんでいたようです。 | |
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パラリンピック便り(10/20)
フルーレの試合当日です。久川選手、朝8時半に選手村から競技会場に到着。夕べはたっぷり寝られたとのことでした。 10時から今回のパラリンピックのマスコット、フィジーの先導で選手入場、プール戦(予選)の開始です。6人の総当たり戦。オリンピックの大舞台の第一試合で、世界ランキング8位の相手に5対0で勝ち、その後も久川選手らしさのよく出せた予選でした。3勝2敗で決勝トーナメントに進出しました。
午後の決勝トーナメントは残念ながら一回戦で敗退(15対4)。ベスト8入りはなりませんでした。対戦相手は今年2月のスペイン・オビエド世界選手権で優勝したアメリカのスコット・ロジャース選手。最初の相手がちょっとてごわかったようです。今日の結果の最終順位は11位となりました。オリンピックでの11位です!!
このフルーレでの経験を23日のエペに生かしてくれると思います。 みなさん、今後も応援よろしくお願いいたします。 |

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パラリンピック便り(10/19)
朝は大雨。昨日の開会式に雨が上がっていたのは何よりでした。 監督会議が午後12時から、という予定でホテルを出たのですが、予定変更で9時に集合がかかっていたのです。小松監督の電話があったのですが、あわてても仕方なし。昨日と同じで、ダウンタウンからゆっくり走るバスの中では・・
バスが到着するのがメディアセンターの前。パーク内は一方通行ですから、そこからフェンシング会場は距離的には近いのに「遠い」のです。仕方なくまたテクテク。
あわてて監督会議の会場に入ったら、ちょうど一番大切な説明が始まったところでした。小松監督「ホッ」。詳しい競技説明、会場での説明などが1時間あまり。これで明日の試合準備は完了です。
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パラリンピック便り(10/18)
開会式当日です。朝からどんより。午前中約1時間半の練習。今日から急にセキュリティーチェックがきつくなり、報道のIDを持っている私と大西佳織さんが練習会場に入れなくなりました。車いすフェンシングの仲間には「顔パス」ですが、ユニフォーム姿のセキュリティー係は「だめ」と言えば「だめ」。仕方ありません。
今日はフルーレの剣やメタルジャケットを検査のために提出。試合への準備が進んでいます。 開会式の入場券は完売・・ということになっていて。プレス関係者に配布される切符もなかなか手に入りません。だめかな・・と思っていたら、午後になって急に切符が手に入りました。開会式の模様はみなさんテレビでご覧になったことと思いますが、何ともにぎやかなお祭りでした。
デジカメでは日本チームの入場行進が上手に写せませんでした。(選手が入場してくる真上のプレス席にいたのですが・・)雰囲気だけをお届けします。
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パラリンピック便り(10/17)
夕べから雨模様。肌寒い今日のシドニーです。 練習は午後から。午前中に監督と久川選手、選手村をビデオ撮影していたようです。
開会式を明日に控えて、人の数が増えてきたオリンピックパークです。練習会場にも世界選手権で顔なじみになった各国の選手が勢揃いしています。 広大な会場はシャトルバスが運行されていますが、さっさと動くには歩くのが最適。万歩計をつけています。14日(15899歩)、15日(24064歩)、16日(16667歩)。会期中、いったいどれぐらい歩いたらいいのか、恐ろしいような、楽しみなような・・
オリンピックに使用された建物の一部の解体工事が現在進行中です。道を間違えて迷い込んだところが工事現場でした。めったに見られない光景なので撮影しておきました。(夢の後)工事中のおじさんに「どこに行くの?」と聞かれて「あっち・・」と答えておきました。
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パラリンピック便り(10/16)14日、日本選手団無事シドニー到着。速報をHPに・・と思っていたのに、どうしてもメール接続ができない!!!
滞在中のホテルは古い建物で、通信環境は最悪。パラリンピック会場のメディアセンターで奮闘努力すれど、さっぱりだめ。 朝日新聞の通信技術の方に一緒に悩んでもらって、今日やっと開通。
久川選手、小松監督、選手村での生活のペースにも慣れてきた様子。今日はしこたま日本食を差し入れ。 デジカメ通信もまだまだ納得できず。とにかくシドニーからの第一報送信。
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