発足から7年目を迎えて(2008年春)

この度、改正された新学習指導要領では従来の「ゆとり教育」が修正され、学力向上に向けた教科学習重視の方向が策定されましたが、応用力を養うこと、キャリア教育の必要性はしっかりと謳われています。
7年前から、「自ら考える力」・「生きる力」を育むねらいを持った「総合的な学習の時間」で、社会人講師として次代を託す子供達に、仕事や人生や社会のことを伝え、又学校の授業にはない内容の授業を体験させることを継続して担当してきました。
我々が前の世代から受け継ぎ、築きあげてきた今の時代と社会から派生してきた諸問題は我々世代の営みの結果であって、その取り組みの回避は決して許されるものではありません。現実を放置することなく、次の世代のために問題の解決に取り組み、確かなものは伝え残していくという作業は、続けていかなければなりません。
今後数年の試行期間を経て、本格的に始動することになった新学習指導要領の意図を理解し実施していくことの意義は大きく、その子供達で構成される将来の社会に大きくかかわってくるのです。
この改正を、実りあるものにすることは大変重要であります。次代を担う子供達に対し、責任を有する我々世代に課せられた、大きな課題であるのです。
子供達とその未来に対し、我々世代はそれぞれの立場、方法で可能な限りの責務を果たしていかなければならないのです。
社会人講師の導入は「総合的な学習の時間」の扱い等々とも関連し、学校教育現場では、まだ試行錯誤の最中にあると言えるかもしれませんが、私達は今後、学校当局の方向性を十分にふまえ、我々に期待されている任務を着実に果たして参りたいと考えております。
子供達に対する授業の中で、私達の各人各様の人生を背景にした、生きた技や芸、体験に基づくその精神を語る中で、何かを感じ学び、「生きる」勇気と意欲を喚起する作業に、私達自身の喜びも重ね合わせ、お互いが感動を与え感動を得る、いわば相乗関係を作っていければと考えております。
今後、私達自身常に、授業の質的向上を念頭に置き、情報交換と相互研修に努め効果的な教育目標達成に貢献できる様さらなる研鑚に努めて参りたいと思っております。
全ての子供達が「学習意欲」に満ち、自らの未来に希望や目標を持ち、「自分で考える力、生きる力」を獲得していく、そんな子供達の未来に我々の想いと希望を託しながら、積極的に寄与して参りたいと思っております。
2008年5月1日